事業計画 ひとづくり委員会

ひとづくり委員長 太田 貴夫

 近年の急速なデジタルデバイスの普及は、多様な人間関係の構築を可能にし、個々がひとや地域とのつながり方を選択できるようになりました。しかし、Webを介さずにつながる必要性が相対的に低下した結果、直接的な接点の減少が一因となり地域への関心が弱まりつつあります。周囲への思いやりの心をもつ市民が溢れる地域の創造には、利他の精神をもつひとや地域に寄り添い率先して行動できる、未来へつながる人材育成が必要です。 まずは、自らが率先して行動できるリーダーとなるために、組織が重んじる価値観や自らの使命について学び、組織の価値観や方向性の共有からJC運動を能動的に取り組む動機を得ることで、周囲を巻き込み組織を牽引できる人材を育成します。そして、利他の精神を備えた人材となるために、住まう地域や日本の歴史から周囲のために尽くす心や日本の精神文化について市民と共に考えることで、周囲を思いやり行動できる人材を育成します。さらに、新入会員が模範を示すJAYCEEへ成長するために、青年会議所の歴史や理念と網走JCの中期ビジョンを学ぶとともに、会員間の交流を促す機会を提供することで、組織の一員としての自覚を芽生えさせます。また、永きに亘り受け継がれてきた網走JCの歴史と伝統を次代へ継承するために、年表の作成を通じ先輩諸氏からの思いと過去の運動を調査し、成果を会員と共有することで、組織への帰属意識を高めます。そして、拡大運動を効果的に推進するために、対象世代に関する情報を収集するとともに、情報共有ツールを用いて拡大情報を会員と共有することで、拡大運動に参画する意識を高めます。
 自らが属する地域の歴史や組織の理念が再認識され、意識変革が体現された自信と誇りに満ち溢れる運動が周囲に伝わり、利他の精神をもつリーダーの育成が地域にとってポジティブスパイラルを発生させ、未来へつなげる夢と挑戦が溢れる豊かな社会を創造します。

<事業計画>
1.会員に対する人間力向上に関する事業の実施
2.国家に対する当事者意識を醸成する事業の実施
3.新入会員育成事業の実施
4.会員拡大の実施

<担当例会>
1. 7月第1例会
2.11月第1例会