【旧ブログコンテンツより移行 2020年10月23日】
日本の青年会議所の在り方を示した、JC宣言文が今年改訂されます。
現行のJC宣言文は、第3期 2001年に作られたものです。
「日本の青年会議所は 混沌という未知の可能性を切り拓き
個人の自立性と社会の公共性が
生き生きと協和する
確かな時代を築くために
率先して行動することを宣言する。」
それ以前には、第1期1970年
「理性と法による社会の秩序を確立し
個人の創意と公正な競争を通じて
経済の発展を実現し
隣人の幸せを願う者が正しく報われる
民主主義社会の達成を誓い
民族の気概を結集して
日本の平和と独立を守り
人間性への信頼こそすべての国を結ぶ
きずなであることを確信する
第2期 1988年
「変革の能動者たらんとする青年として
個人の真に豊かな生活の実現を通して
自立した快適で活力ある地域を創造し
自由と公正を保障する国家を基盤として
世界の平和と繁栄に貢献し
地球上のすべての人と
共に生きることを誓う」
時代に即して、JC宣言文は変化してきました。
10月23日20時より、日本青年会議所 JC宣言文改訂会議主催の、ZOOMによる説明会に新谷理事長が参加しました。
https://jc-sengen.1net.jp/greetings.html
中島副会頭より冒頭、「JC宣言文が、19年ぶりに改訂される。明るい豊かな社会とは、具体的に何なのか?を明確にする。」とのご挨拶後、曽布川座長より改訂案の説明がありました。以下、要点を記載します。
理事長シンポジウム、7月に開催し、9月本会総会で改訂案を審議をする予定だったが、各理事長よりヒアリング・意見をいただき、JC宣言文を再度まとめた。議論を最後まで尽くすことを重要視した。
JC宣言文の呼称については、JCという言葉の使い方を整理したのちの議論なので、青年会議所宣言などの使い方は、今回の改訂では変更を提案していない。
第3稿説明
・JC宣言文は、可変である。
・対外への決意表明である。
・20-24日本JC戦略計画、19-23JCIストラテジックプランを下敷きとした。
・社会の共感を得て協同することを目的とした。
全体的に、JC宣言で一番何を伝えたいのか?
何かを宣言しているから、宣言文であり、社会の課題を解決し、持続可能な地域を創ることを誓う、ことである。
現行の宣言文では、率先して行動することを宣言しているが、単に行動することから、社会の課題を解決する、という少し前に進んだところが意義ではないか?
座長の思いとして、希望という言葉を入れた。
時代性が反映されている。今の時代は、70年、88年、01年と比べて、経済も停滞して、楽な時代ではない。
傲慢かもしれないが、そこを言い切ることに青年の価値があるのではないか?という青年の決意として考えている。
との説明がありました。
JCI網走も2021年には、5年ごとに策定している中期ビジョンの最終年度となり、新たな中期ビジョンを策定する1年となります。
現行の第14期LOM中期ビジョンでは、改訂案として提示された「希望」という言葉に焦点をあてて、策定された経緯があります。
時代に即し、地域に根差すのが、青年会議所ですが、地域の課題のみならず、国家・国際的な課題までを捉えて運動を展開できるのも、青年会議所であります。
2020年の網走青年会議所は、新谷理事長を先頭に、スマートシティ網走の端緒を開くため、ど真ん中の気概で活動・運動を展開しております。今後とも、網走JCブログをよろしくお願いします。