JCI網走のあゆみ
2012年(平成24年)
第61代理事長 吉田 純也 先輩
メイン事業
【創立60周年記念式典・懇親会】「人がつながり大きな力へ」をテーマに、創立60周年記念式典・懇親会を開催。当日は、約350名のご来場をいただき、これまでの感謝と今後の飛躍を誓い、第13期LOM中期ビジョン、網走JC宣言を発表した。
【藤原正彦氏講演会(60周年記念事業)】市民約450名の来場のもと、著書『国家の品格』で著名な藤原氏の講演会を開催。共同体に対する帰属意識の醸成を図るため、地域や国家を愛する心を育んだ。
【領土・領海問題研修事業】網走市内での研修や市内高校生を対象に、北方領土返還要求原点の地、根室市にて、研修会を開催。北方領土洋上視察をはじめ、元島民による語り部、現地高校生とともに考える研修など、領土問題に対する無意識・無関心の打破を目的に開催。AWARD JAPAN会頭特別賞を受賞した。
【次代へ繋ごう!人と人の繋がり!渡部陽一氏講演会・繋がり写真コンテスト(創立60周年記念事業)】戦場カメラマンである渡部陽一氏の講演会では、約700名の来場者のもと、子供たちが支えあいや感謝の気持ちを育むために、人と人の繋がりを大切にする心を醸成することを目的に開催。写真コンテストは、118名の応募を得た。
2013年(平成25年)
第62代理事長 若原 浩敬 先輩
メイン事業
【体験!!大好きあばしり!!】青少年の愛郷心を育むために、農業体験、工業体験、網走会議、市内イベント出展体験と一連の青少年事業を展開、市内小学生4年~6年生約25名、他ガールスカウトメンバーが参加。農業体験では、網走で生産されている作物を学び、向上体験えは網走産の食材がどのように加工されているのかを学んだ。網走会議では、網走の産業資源や歴史を学び、その後のイベント出展にて、オリジナルメニューを考察、出展した。
【伝えよう領土・領海問題】北方領土を主眼とした領土領海解決の前進に向け、当事者意識の醸成を図る事業を展開。市内高校生約15名が参加した北方領土研修in根室では、参加者が身近な問題として認識した。根室市の高校生とも想いを共有する機会となった。シンポジウムでは、コンスタンチン・サルキソフ氏を講師として、ロシア側から見た北方領土問題について講演をいただいた。
【地区大会を実現させよう】第64回北海道地区大会網走大会の主管獲得に向け、調査研究、主管立候補届出書の作成・提出、現地調査対応、根室での会員会議所で実施するプレゼンテーション資料の作成、会員との勉強会(計5回)を実施。杉本先輩、吉田先輩から、地区大会についての勉強会を行う。立候補届出書では、「愛郷心」をメインテーマに、家庭・地域・国家等の共同体に対する無関心の打破を趣旨として記した。2015年の網走大会の主管を獲得した。
【強きしるべとなれ(会員に対する人財育成事業)】我が国の歴史を学び、国と地域を愛し、日本人としての美徳を蘇らせるべく、事業を展開。網走神社にて近現代史を学ぶ勉強会の実施、その後「靖国を学ぶ勉強会」では、実際に靖国神社昇殿参拝、会員20名が参加。今日の平和な世の礎となった英霊と向き合う。その後東条英利氏講演会では、改めて今日の平和を築くために、先人がどれほどの苦労をしたのかを認識した。「Standard 日本」と題した小冊子を作製、日本人が忘れかけている永年育まれてきた自然、祖先に感謝する心、共同体との人間関係を尊ぶ精神が祝祭日に盛り込まれていることを盛り込んだ。
2014年(平成26年)
第63代理事長 川瀬 敏朗 先輩
メイン事業
【まちの魅力発見!!】青少年の愛郷心を育成するために、網走の地域性を学ぶ各種ツアーを企画し、市内小学校4年~6年生20名が参加。産業を学ぶツアーでは、北海道が推進する「麦チェン」や網走市の小麦を使ったまちづくりの推進と歩調を合わせ、小麦に焦点をあて、網走農業改良普及センターの松井氏を講師に、小麦の質、量、流通卯について学び、麦類感想調整貯蔵施設を見学。また、体験ツアーでは網走の発展に大きく寄与した網走川でのカヌー体験、開拓時代に農業の発展に寄与した馬の歴史を学び、乗馬体験を実施。更に、鯨の歴史を学び、ネイチャークルーズを体験し、レポートにまとめた。
【今だからできる自分づくり】JAYCEEとして、必要な愛郷心を身に着けるべく、対内向けの各種ひとづくり事業を実施。1回目では、目標を設定し解決するためには何が必要かを考え、2回目では使命感を抱くことの重要性を学ぶ。ほかにも、ディベートを学ぶ機会等、メンバーが自己を知り、「公」との関わりを学ぶ機会を提供した。
【人と人との繋がり~結束力の醸成~】会員間の友情を高め、結束力を醸成するべく、対内向けに、LOM内運動会、藻琴山登山を実施。2015年に控えた第64回北海道地区大会網走大会の主管に向け、メンバー間の結束を強めた。
2015年(平成27年)
第64代理事長 中村 圭 先輩
メイン事業
【第64回北海道地区大会網走大会】 「炎立て愛郷心」をテーマとし、2005年以来10年ぶりとなる第64回北海道地区大会網走大会を主管した。事業部会では、百田尚樹氏の基調講演から、網走に所縁のある丸田佳奈氏、田中理恵氏とともに、まち、北海道、日本など、すべての共同体である「郷」に対して、関心を持ち行動することの重要性を伝えた。
【「絵本で育む豊かな心「あばしりの絵本」作成事業】 青少年の豊かな心を育むために、生かされていることへの感謝と生きる喜びを実感できるよう、「あばしりの絵本」を制作。旭川市在住の堀川真氏監修のもと、絵本の挿絵は桂陽高校美術部に依頼した。巻末には、市内小学性約110名から、絵画のご協力を得た。絵本のお披露目会では、完成した絵本を巨大化し、エコーセンターに寄贈。読み聞かせにて利用していただくなど、共同体へ関わろうとする意志を育んだ。
【チャリティー吹奏楽フェスティバル】他社のために行動することの重要性を考える機会として、開催。市内4中学校、2高校にご参加いただき、吹奏楽フェスティバルを開催。事前にマラリアで苦しむ人々の状況を、各学校にて出前授業し、入場券500円は、全額「NOTHING BUT NETSキャンペーン」へ寄付した。市民830名の来場を得た。
【第1回オホーツク網走マラソン事業】初開催となるオホーツク網走マラソンに対して、各種会議を経て、当日の設営や、給水・給食、警備等を担当した。
2016年(平成28年)
第65代理事長 石垣 直樹 先輩
メイン事業
【「活力みなぎる身体と精神」体験学習会】陸上自衛隊美幌駐屯地への体験入隊を行い、規律ある生活と各種訓練を通じで、自らの進退や精神を厳しい状況下に置き、それを乗り越える精神力を養った。
【会員拡大事業】13名の会員拡大に成功し、20代の拡大実績日本一として、AWARDを受賞。スローガンの通り、会員拡大に成功した。
【第14期LOM中期ビジョンの策定】2011年に策定した第13期LOM中期ビジョンから5年が経過したことから、14期の中期ビジョンを策定。2月例会、「21時まで生会議?~激論!日本人って、なんだ?」では、日本人の思想や特徴的な行動様式を学び、中期ビジョンの方向性を定めた。6月例会では、中期ビジョンのキーワードである東京大学 玄田有史教授を講師として、「希望学」を学んだ。両例会とも、2011年以来となる100%例会となった。網走JC宣言を、「我々は、誇りあるJAYCEEとして、希望溢れる網走を創造するために、己に打ち克ち行動することを宣言する。」と定めた。
【ホタテモザイクアート】市民の愛郷心を育むために、互いに助け合い、事業を成し遂げることによって、共助の心を育むことを目的に、開催。網走の特産品であるホタテの貝殻を並べて、クジラの絵となる巨大なモザイクアートを市民とともに作成した。ギネス世界記録にも申請を行った。
2017年(平成29年)
第66代理事長 五十嵐 台樹 先輩
メイン事業
【創立65周年記念式典・懇親会】「一燈創郷~たくましき先駆者として、心を紡いで~」をテーマに、創立65周年記念式典・懇親会を開催。当日は、約200名にご来場いただいた。記念式典にて、東京農業大学生物産業学部との包括連携協定を締結、式典・懇親会ともに会場も、東京農業大学オホーツクキャンパスにて実施し、これまでの感謝と今後の飛躍を誓い、第14期LOM中期ビジョン・網走JC宣言を披露した。
【東京農業大学生物産業学部と連携した政策実践事業】農大生とともに地域の課題や可能性を深く実感する場を提供する機会として、①網走で働く意味を理解していただくセミナー、講師道山マミ氏、藤原誉康氏(農大生35名参加)、②網走の企業・団体への職業体験「ぐるぐるインターン」(農大生23名参加)を実施。卒業議、網走で野菜の流通、ハーブの栽培等で起業する学生が生まれた。
【65周年記念事業「激変する未来と次世代のリーダー像をいま知ろう!」】地域のリーダーを育成するために、激変する未来図と求められるリーダー像とはどのようなものかを学ぶために、講師に一橋大学名誉教授 石倉洋子氏をお招きして、東京農業大学オホーツクキャンパスにて、講演会を実施。包括連携協定を締結したことにより農大生は、必須科目の授業の一部としていただいた。農大生140名の参加を得て、世界の変化とこれからのリーダー像を示した。その後、石倉氏は菅内閣にて、デジタル庁の初代デジタル監に就任された。
【親睦交流事業】会員間の信頼関係を強固にすべく、交流事業を実施。3月の餅つき、7月斜里岳登山、10月網走市民駅伝への参加と3部作で事業を実施。会員間の交流を通じて、親睦を深めた。
2018年(平成30年)
第67代理事長 柏原 英男 先輩
メイン事業
【ゴールデンカムイ in 網走監獄】地域の観光資源である『博物館網走監獄』を会場に人気漫画『ゴールデンカムイ』のイベントを開催いたしました。ゴールデンカムイ愛好家をはじめとする合計1783名の来場者が思い思いのコスプレをし、アイヌ料理試食コーナーやオハウの作成、謎解きゲーム実施などのイベントに参加いただき、イベントを楽しんでいただきました。また、このイベントからコンテンツツーリズムに関する政策提言書を網走市に提出いたしました。
【「未来を見据えて、僕たちは今何をすべきか」 吉田大氏 講演会】講師にシリコンバレー在中の弁護士の吉田大氏をお招きし、シリコンバレーから見える世界のトレンド、ローカルに於けるイノベーションの可能性、未来を生き抜くために企業や個人に今必要なことという3つのテーマからご講演をいただき、網走の可能性として『チャレナジー』や『リバネス』などのご示唆をいただき、新しい価値を生み出す創造力を養いました。
【北方領土出前事業】次世代を担う若い世代に返還要求運動へ積極的に参加をしてもらうために、網走小学校、東小学校、網走桂陽高等学校にて北方領土出前事業を開催いたしました。高等学校で行った際は先生の意向もありグループディスカッションを取り入れたことで、思いがけない発想や意見が聞けました。アンケートの結果からも若い世代に当事者意識を醸成させることができたと考えます。このように私たちが積極的に出前事業などを行うことで問題を風化させず、若い世代に伝えていくことが大切であると改めて感じました。
2019年(平成31年)
第68代理事長 近藤 憲治 先輩
メイン事業
【人をつなぎ、次の世代へ!感動列車運行】JR北海道の釧網本線は自社単独で維持をすることが困難な路線の一つして2016年に指定されました。しかしながら道東地域の広域観光の基幹路線とした、また物流ネットワークを支える路線として重要な線路であります。そこで新しい切り口『感動列車』としてここしかない風景や沿線の方々の温かさを感じるよう、東京農業大学との学生と会議を重ね、よさこい演舞によるお見送りや乗客に対する日頃の感謝を伝え、釧網線に新たな価値を高めることで愛着を持っていただけるよう事業を実施いたしました。
【新たな時代のリーダー 山元賢治氏 講演会】新たな時代を牽引するリーダーを育成するために、元アップル・ジャパン代表取締役山元賢治氏をお招きし、東京農業大学オホーツクキャンパスにて講演会を実施いたしました。この講演には東京農業大学の学生121名、網走市民が50名参加されました。講演では時代の急激な変化にいかに対応していくか、自分自身の成長を促し、自らが考え表現し、判断することの重要性を認識いたしました。~最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもない。唯一生き残るのは、変化するもの~
【防災協定締結】2016年8月北海道に連続して通過した4つの台風により、十勝を始め各地甚大な被害を与え、 2018年9月には北海道胆振東部地震の際には北海道ほぼ全域にてブラックアウトが発生しました。災害の少ない網走市に於いても防災意識の高まる機会となりましたが、時間の経過とともに防災意識は希薄化していくことが危惧されます。この先網走で大きな災害が起きた際に迅速に行動を行うために網走市、網走市社会福祉協議会と協定書を締結いたしました。その後防災における事業や例会を実施しております。
2020年(令和2年)
第69代理事長 新谷 正樹 君
メイン事業
【網走ローカルインフォメーション】ICTの有効活用から地域を再考するために、LINEのオープンチャットを利用した飲食店店舗空き情報やお得情報を共有しました。市内飲食店には20店舗ご協力いただきまして、オープンチャットの参加者は合計776名となりました。検証後網走ローカルインフォメーションは『LOVE網走』へと引継ぎをさせていただきました。
【Abashiri IT Lab ~IT人材育成プログラム~】これからの時代を生き抜いていける人材を育成するために、 ㈱MILESHARE代表取締役、札幌青年会議所所属森田宣広君含む4名の講師にご講演とプログラミングスクールを開催いたしました。市内中高生を対象に10名参加していただき、プログラミングスクールでは青少年が現役プログラマーからプログラミングを学び、青少年には自分でゲームやアプリを製作していただくことでプログラミングを身近なものとして感じてもらい、参加者全員がゲームを作成し、関心をもっていただけと感じました。
【自然回帰の観光構築 後藤健市氏 講演会】今ある素晴らしい網走の自然の有効活用から新たな価値を見出すために、講師にスノーピーク取締役後藤健市氏をお招きしご講演いただきました。ご参加者には網走商工会議所青年部をはじめとする網走市民18名の来場がありました。帯広市に於いてのスノーピークキャンプ場の実例や新たな自然の価値について、今後の北海道そして網走の将来性についてご講演をいただきまちづくり対する意欲を向上させました。
2021年(令和3年)
第70代理事長 柏崎 尚史 君
メイン事業
【陸稲栽培チャレンジを通じた青少年育成】こどもたちが網走ならではのチャレンジや地域の魅力を知り、持続可能な地域と網走への愛着心の創造と再確認からこどもたちの未来に網走をつなぐために、市内小学生とその家族10組に参加いただき、畑で米を作る陸稲栽培を播種から収穫、試食までを半年を通して実施。陸稲栽培による網走ブランド構築チャレンジから網走の潜在的価値を認識した。
【ICTを活用したこれからの教育 北海道大空高等学校校長 大辻 雄介氏 講演会】デジタル化が急激に進展する社会の一員としてICTのよき使い手になるべく、情報を主体的に選択・活用し情報社会に対応していく力を備えるために、北海道大空高等学校 校長 大辻 雄介氏をお招きし、網走セントラルホテルにてLive動画配信とあわせて開催。学生と親世代とのICTに対する認識の違いや、ICT技術を活用した身近な例の紹介から、今後どのようにICT技術は発展していくべきなのかを話され、ICT技術への理解を深め、情報の取捨選択や活用する重要性を認識した。
【第15期LOM中期ビジョンの策定】2016年に策定した第14期LOM中期ビジョンから5年が経過したことから、15期の中期ビジョンを策定。7月例会、「挑戦から始まる新たな時代の幕開け」では、網走市の歴史的背景と現状の課題を学び、会員の意識を共有した。誇りをもち挑み続けるJAYCEE~誰もが夢を抱き挑戦できる網走の創造~を中期ビジョンに掲げ、網走JC宣言を、「我々は、誇りあるJAYCEEとして、誰もが夢を抱き挑戦できる網走の創造に向け、誠意を貫き通し行動することを宣言する」と定めた。